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花祭り世界遺産登録~慰労会で出た話題~

花祭り世界遺産登録問題

敢えて「問題」とつけたのは、
そこで話をしていたメンバーを始め、多くのメンバーが世界遺産登録に
疑問符をともしていたからなのです。

最も心配しているのが、
世界遺産に登録されてしまうと、規制が多くなり、
自分たちが守ってきた「本来の」花祭りが失われてしまうのではないか。
というところでした。

地元衆、地元を離れて働きに出ているけれど、
年に一回は必ず花のために戻ってくる出身者。
それぞれに自らのアイデンティティーを確認し、陶酔する空間。

地元民の中でも、古来とはまた異なった目的があり、
それを作り上げてきた祭り。

特に豊根村では表立って観光資源化することはなく、
あくまで氏子による祭典というところに注視してきたと思われるので、
心中は複雑だと思います。

村に、どうにか産業を作り出して雇用を確保し、
暮らしやすい村にしたい!
と、考える人ですら、花祭りの観光資源化には抵抗感が残るみたいです。
(自分にも、そんな感情があることを否定できませんが。)

もちろん、世界遺産登録により、村の知名度が上がり、
観光的側面からはかなりのメリットもあるとは思います。

しかし、メリットばかりを議論するのではなく、
デメリットの議論が、首長の皆さんの間での議論でも
欠乏しているのでは…??

■東愛知新聞:本日のニュース(20090128)

と、上記記事を読んでも感じられます。
(もしくは、議論しているけれど、マスコミが取り上げていないだけなのか…)