花祭り世界遺産登録問題
敢えて「問題」とつけたのは、
そこで話をしていたメンバーを始め、多くのメンバーが世界遺産登録に
疑問符をともしていたからなのです。
最も心配しているのが、
世界遺産に登録されてしまうと、規制が多くなり、
自分たちが守ってきた「本来の」花祭りが失われてしまうのではないか。
というところでした。
地元衆、地元を離れて働きに出ているけれど、
年に一回は必ず花のために戻ってくる出身者。
それぞれに自らのアイデンティティーを確認し、陶酔する空間。
地元民の中でも、古来とはまた異なった目的があり、
それを作り上げてきた祭り。
特に豊根村では表立って観光資源化することはなく、
あくまで氏子による祭典というところに注視してきたと思われるので、
心中は複雑だと思います。
村に、どうにか産業を作り出して雇用を確保し、
暮らしやすい村にしたい!
と、考える人ですら、花祭りの観光資源化には抵抗感が残るみたいです。
(自分にも、そんな感情があることを否定できませんが。)
もちろん、世界遺産登録により、村の知名度が上がり、
観光的側面からはかなりのメリットもあるとは思います。
しかし、メリットばかりを議論するのではなく、
デメリットの議論が、首長の皆さんの間での議論でも
欠乏しているのでは…??
と、上記記事を読んでも感じられます。
(もしくは、議論しているけれど、マスコミが取り上げていないだけなのか…)
●一の舞
●榊鬼
●湯囃子
明けましておめでとう御座います。
今年も、花祭りのシーズンがやって参りました。
例年通り、1月3日~4日にかけて行われますが、
下記進行時間割は参考までに…
当日の進行速度によって多少前後します。
1/3 10:00 | 神事(拝殿内) |
1/3 15:00 | 撥の舞 |
1/3 17:00? | 地固 |
1/3 20:30? | 花の舞(扇の手) (→この辺りから観客が増え始めます) |
1/3 22:00? | 花の舞(舞上げ) |
1/3 23:00? | 一の舞 |
1/3 23:30? | 山見鬼 |
三舞い | |
1/4 3:00? | 榊鬼 |
1/4 4:30? | すりこぎ、杓子 (→この辺りから仮眠取る人が増えます) |
1/4 7:00? | 湯囃子 (→仮眠から目覚める人多数) |
1/4 8:30? | 朝鬼 |
お越しになる皆様、防寒をしっかりして、風邪を引かないようにして下さい!
初穂料(奉納金)も、宜しく御願い致します。
皆様のご協力の元、花祭りは運営されております。
お車でお越しの際は、
豊根村の温泉「湯~らんどパルとよね」の駐車場をご利用下さい。
10年以上、上黒川の花祭りを撮影されてきた山之内博章さんによる
上黒川の花祭りにスポットライトを当てた写真展「花人 hana hito」が
名古屋市中区錦のHCLフォトギャラリーにて催行されております。
皆様、是非、お出かけ下さい。